初めて新年をテーマにした版画を制作しました。

華やかなクリスマスが終わると「さぁ今年もいよいよ終わりですね」と大掃除やら年末年始の買い出しやらで慌しくなり、ズボラな私はお正月飾りまで真剣に考える余裕がなくなってしまうのですが、ここ数年はそれもなんだか寂しいなと思い、昨年は鏡餅に飾る水引きを自作してみました。簡単なしめ飾りをかけ、その下に小さな鏡餅を置きました。
自分で思うお正月の雰囲気を玄関に作ってみると、日本のお正月飾りは敷居が高いと私が勝手に感じていただけで、新年を祝う雰囲気の玄関は思ったより楽しく、簡単に完成しました。

新春版画「COSMIC C11 梅図」は花札の「芒に月」から着想を得たもので、大きくうねりながらも上へ伸びていく「梅の枝」を主役に、木を支える「地球」、全体を見守る「月」、枝が伸びた先から更に高く走り行く「機関車(C11)」。それらを静かに、それでいてリズム良く配置しています。梅の木には金や銀の絵の具を使用し、新春のおめでたさを演出しました。
金銀の凹凸や色の刷りムラ、混ざり合いを楽しんでいただける今回の作品を額装してシンプルな壁や玄関に飾っていただければ新しい年を迎える準備は万端です。

今回は木版2枚とリノカット板3枚で5版作成しましたが、輪郭の部分を3色重ねているので計7回刷っています。実物を手に取った時に目で見てもわかる絵の具の立体感なども楽しんでいただけると嬉しいです。

今回は30枚の完成品の中から23枚をハンドメイドマーケットminneにて販売しております。下記リンクのページ末に販売サイトへのリンクがありますので、是非ご覧ください。

完売次第終了となります。

『COSMIC C11 梅図

 

 

PAGE TOP